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特集

【談らん】 のり面緑化事業の開成舎代表 福田 尚人さん

2009年06月06日 15時46分

□■□ 技術を次の世代に □■□

自宅の庭も研究対象。採取した種から草木を育てる福田さん

 山間部の道路工事などで、周囲の環境に合った草木を調べ、種から繁殖させる研究を続けている。「仕事内容を説明すると自分でも混乱することがある。植物を繁殖させる技術者か『種屋』かな」と笑う。

 専門はのり面の緑化。以前に比べて緑化への考え方や施工法は大きく変わり「農業水路の工事なら造るだけではなく、ザリガニやホタルがすめる環境に戻すまでが仕事になった」。自然環境との調和や生態系の影響に目が向けられ、特に自然公園内では、地域の自生種の活用が課題になっている。

 札幌市出身で帯広畜産大学では農業土木を学んだ。大阪の緑化資材会社で商品開発に従事し、帯広のコンサルタント会社を経て独立。調査・設計業より、種の採取、販売が中心で「クルミの花がたくさん咲いているから今年は豊作だと考えたり、種取りは面白い」と話す。山に入ってはシラカバやヨモギなどさまざまな草木の種を集め歩いている。

 岩手大大学院の博士課程に在籍し、日本緑化工学会の評議員を務める。「十勝は植生のバリエーションが豊かで検証する環境もある。技術を次の世代につないでいきたい」と後進の育成にも力を入れる。
(安田義教)

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