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「絵画と写真の交差 印象派誕生の軌跡」開幕2

2009年01月30日 13時19分

印象派の名画や誕生当初の写真作品に感銘を受けながら鑑賞する来場者たち(30日午前10時、山下僚撮影)

 道立帯広美術館で30日に開幕した「絵画と写真の交差 印象派誕生の軌跡」は、初日から大勢の来場者でにぎわった。鑑賞した人たちは、深い感銘を覚えるとともに美術史への関心を高めている。

 帯広在住の美術家池田緑さん(65)は「さりげなくクリムトやドガ、ピサロなど、有名画家の作品が並んでいて驚きと同時に感動した。これほどの作品数、内容の展覧会が地方都市で開催されることはめったにない。期間中に何度か足を運びたい」と話す。

 会場には誕生当時のカメラや写真といった貴重な品も展示されている。岩村登志恵さん(60)=帯広在住=は「写真の保存状態がよく、楽しめた。写真と絵画の発展の歴史がよく分かり、見応えがあった」と感想を語る。

 学術協力を行い、監修した帝京大文学部の岡部昌幸准教授(美術史)は「紹介されたことのない秘蔵コレクションも出品され、いわば“大盤振る舞い”の展示会。このテーマでこれほどの展示会は大都市でもこれまでなかった」とし「印象派の名品やルネサンス以降、現代美術、写真の誕生と発展など、多元的な視点に立って作品を収集している。さまざまな切り口から楽しめる」と話している。

 31日午後2時から、同美術館講堂で作品の大半を提供した東京富士美術館の五木田聡副館長による美術講演会「印象派 視覚の革命」が開かれる。聴講無料。(成田融)

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