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【教育この1年】 各分野で子供たちが活躍

2008年12月30日 16時01分

給食費値上げ 内定状況悪化 世界情勢の影響大きく
 2008年の十勝教育は、食材価格高騰による学校給食費の値上げ、景気後退による高校生の就職内定状況悪化など、世界情勢の影響を受けた。一方、高校の間口確保に向けた自治体の動きはさらに活発化。合唱や新聞をはじめ、各分野での子供たちの活躍は目覚ましかった。この1年の教育をめぐる話題を振り返る。(山下聡実)


公立高校の配置計画現状維持
 道教委は9月、2009年度から3年間の公立高校配置計画を決定。管内で新たに学級減や統廃合が示された高校はなかった。しかし、道教委が策定した指針では1学年3学級以下の高校が原則再編対象とされており、小規模校を抱える多くの自治体は通学費や下宿代補助、進路対策など間口確保のための支援策を加速させている。

高校生の内定状況悪化
 急激な景気後退は、来春卒業予定の管内高校生にも影響。帯広公共職業安定所の雇用情勢(11月)によると、就職内定率は前年同期比5.5ポイント減の49.3%にとどまり、この時期としては3年ぶりに50%を割り込んだ。

高校入試で学校裁量問題
 道教委は09年度入学の公立高校入試から、学校の裁量で活用力を重視した問題を選択できる「学校裁量問題」を導入。管内では帯広柏葉高が実施を決めた。

 高校入試をめぐっては、帯広三条高校が3月の合格発表で昨年度の合格者番号を誤って掲示する問題もあった。

食材価格高騰で学校給食に打撃
 食材価格は主食のほか、肉類や食用油など副食関連も大きく値上がり。学校給食を実施している管内18市町村(陸別町は未実施)のうち、音更と広尾を除く16町村が小・中学校の学校給食費を引き上げる方向で検討している。

 また、事故米を含む可能性のあるデンプンを使った厚焼き卵が、管内1市5町の学校給食で提供された問題も発覚した。

全国体力テストの実施
 文部科学省は今年度から、全国の小学5年と中学2年を対象に全国体力テストを実施。実施要領の通知が昨年度末と遅く、現場の混乱を招いたが、対象学年の児童がいない3小学校を除く159校のうち、117校が参加した。

 2年目となった全国学力テストでは、北海道が国語、算数(数学)のいずれも正答率が全国平均を下回り、昨年同様下位に低迷した。

教員採用試験汚職
 大分県で教員採用試験をめぐる汚職事件が発覚。道教委でも幹部が国会議員らの問い合わせに対し、受験者に結果が届く前に試験の合否結果を通知していたことが明らかに。全国で試験の透明性や不正防止体制の確立が進んだ。

全国大会に向けて行われた帯広三条高校合唱部の壮行演奏会。小・中学生、高校生の幅広い分野での活躍が目立った(10月)

小・中学生高校生の活躍
 帯広南商業高写真部は「写真甲子園」で優秀賞となり、十勝勢初の入賞を果たした。帯広三条高合唱部は道内の主要3大会すべてで最高位を獲得。帯広第四中3年4組の「オベリベリ」は「わがまち新聞」コンクールで最優秀賞を受賞した。このほか、書道や新聞、放送、図書館報、ものづくりなど幅広い分野で活躍が目立った。北海道洞爺湖サミット(7月)関連では、帯広柏葉高生が「J8サミット」の交流行事、帯広農業高生は「専門高校生による環境サミット」に参加。帯広と鹿追の小学生が首脳の出迎えや植樹の大役を担った。

広がる「十勝教育の日」の理念
 住民1人ひとりが十勝の教育について考え、関心を高めようと十勝管内教育委員会連絡協議会が制定した「十勝教育の日」。管内7町村が独自に「教育の日」などを宣言するなど、その理念は浸透している。

6~12時 12~18時
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