特集
【ハイライト 2008】≪町 村≫
2008年12月29日 15時39分
≪町 村≫
管内町村では、十勝港での道内最大級飼料コンビナート建設事業の着手など、産業分野を中心に「始動」の2文字を共通のくくりとできる前向きな話題が目に付いた。人口減、地域経済の疲弊など自治体を取り巻く環境は依然、厳しいが、そんな中にも新たな発展方向を期待させる1年となった。

地域の観光拠点として“再出発”した「ふるさと銀河線りくべつ鉄道」
ふるさと銀河線“再出発”
◆体験観光施設に
旧陸別駅構内で列車の運転体験などを展開する「ふるさと銀河線りくべつ鉄道」が4月、大型連休に合わせて開業した。銀河線の廃線から丸2年。陸別町が地域の観光拠点として整備し、町商工会が運営を担う。初年度は、運転体験で当初予定の倍以上となる100人超が利用した。

十勝港の飼料コンビナート建設で土地売買契約を締結し、握手する大野進町長(当時=写真左)ら関係者
総事業費140億円超の大型プロジェクト、十勝港飼料コンビナート建設計画で、広尾町は4月、十勝グレーンセンター、とかち飼料の2社と同港の土地売買契約を締結した。とかち飼料の本社工場は11月、現地で地鎮祭を行って事実上着工、2011年の本格稼働へ動き出した。同工場の年間生産能力は牛用が32万トン、鶏・豚用が8万トン。
◆BDF工場が完成
豊頃町茂岩で「循環型」推進
廃食油を主原料とするBDF(バイオディーゼル燃料)とナタネ食用油を造る「エコERC」(本社帯広)の工場が5月、豊頃町茂岩に完成した。BDF施設は1日最大3600リットルの製造能力を持ち、将来は年1200トンを造る計画。十勝での循環型社会実現の推進役と期待される。
◆大気球実験始まる
大樹で国内唯一システムなど確立
宇宙航空研究開発機構(JAXA)が、これまで岩手県大船渡市で行ってきた大気球実験を大樹町多目的航空公園に移行させた。今年度は8、9月で2回の放球に成功。大樹での運用やシステムの健全性を確立した。国内唯一の科学観測気球実験場として、成果が注目される。
◆糠平スキー場営業継続
閉鎖危機迎えるも地元が引き継ぎ
上士幌町の糠平温泉スキー場は5月、運営会社が営業開始から1シーズンで破綻(はたん)し、再び閉鎖の危機を迎えた。その後、地元の糠平舘観光ホテルが営業引き継ぎを表明し、「ぬかびら源泉郷スキー場」として“再出発”。今月27日に今季のオープンを果たした。
◆広尾町長に新人の村瀬氏
無投票で初当選 池田は勝井氏3選
任期満了に伴う広尾町長選が4月22日に告示され、新人で前副町長の村瀬優氏が無投票で初当選を飾った。10月14日告示の池田町長選も無投票となり、現職の勝井勝丸氏が3選を果たした。
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