特集
【文化この1年】5≪音楽編≫
2008年12月28日 14時30分
『レクイエム』で地元有志が合唱
さくらまやさんメジャーデビュー
十勝の音楽界は合唱、オペラ、演歌歌手のプロデビューなど、さまざまなビッグニュースが飛び交った。

地元有志による「十勝アマデウス合唱団」が高らかに歌い上げた「レクイエム公演」。合唱文化の底力を見せ付けた(9月16日、帯広市民文化ホールで)
12月には「帯広市民オペラの会」(千田慶子会長)の創立10周年記念「オペラガラコンサートwith帯広交響楽団」(実行委主催、松崎千枝子実行委員長)が、同ホールで行われ、グランドオペラをほうふつさせる豪華な衣装を身にまとい、「カルメン」「魔笛」「椿姫」の歌曲で10年の足跡を振り返った。
声楽家で、合唱指導や音楽療法などでも活躍する帯広の山内欣子さんのチャリティーコンサート「生きる」(実行委主催)が6月、市内のとかちプラザ・レインボーホールで開かれた。山内さんの友人で、昨年6月に逝去した朗読家の都甲雅子さんの追悼公演。ステージ中央には都甲さんが見守ってくれるようにと花束が置かれ、感動的なステージとなった。
合唱の分野では、清水町のせせらぎ合唱団(高橋亮仁代表)の創立50周年記念チャリティーコンサートが5月、帯広市民文化ホール・小ホールで開催され、詰め掛けた約270人の観衆を魅了。2003年1月に結成した女声合唱団「アルシス」(武藤夢路団長)の初めての定期演奏会が、6月に同ホールで開かれ、団員たちは初めてのステージに緊張した表情を見せながらも、透き通った歌声を響かせた。
帯広の女声合唱団「ハローコーラス」(金澤はるみ代表)は8月、福島県郡山市で開かれた女声コーラスの全国大会「第31回全日本おかあさんコーラス全国大会」(全日本合唱連盟など主催)に出場。15年ぶり3回目の晴れ舞台を踏んだ。
クラシックでは帯広市民劇場ふるさと公演の第1弾「市川純子ピアノリサイタル」(運営委主催)が7月、帯広市民文化ホールで開かれた。十勝出身で全国・世界的に活躍している芸術家に発表の場を提供しようと、今年度から取り組んでいる事業で、来年度以降の公演にも期待がかかる。
平野なぎさソプラノリサイタル(実行委主催)が7月に同ホールで開かれた。平野さんのソロリサイタルは2002年以来6年ぶりで、帯広交響楽団との初の共演を果たした。
橋詰音楽教室(橋詰栄代表)の教え子とその父母で昨年9月に発足した「響栄 虹の会」(春山文代会長)の創立1周年を記念した初めての公演「響栄シンフォニックコンサート」が9月、とかちプラザ・レインボーホールで開かれた。「合奏」の楽しさを味わうことができ、大きな飛躍の年となった。
ジャズの分野では十勝管内の音楽愛好家でつくる「わくにこ十勝JAZZオーケストラ」(樋口陵団長)が活発に活動。6月から管内の学校を会場に「JAZZ on School〜がっこうdeじゃず」(実行委主催)をスタートさせたほか、11月には帯広市内のライブホール・メガストーンでコンサートを開いた。
芸能の分野では帯広東小学校の草野真耶(芸名・さくらまや)さんが12月に「大漁まつり」でメジャーデビュー。デビュー以後、テレビやイベントの出演依頼が多く、人気の高まりを見せている。十勝管内の小学生が演歌でデビューするのは初めてで、今後の活躍に注目が集まっている。
(おわり、成田融)
※松崎千枝子実行委員長の崎の字は異体字です。
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