特集
【文化この1年】3≪文芸・書道編≫
短編小説に若い才能開花
高校生の活躍目立った書道

前衛書道の第9回「宇野雪村賞」全国書道展で、奎星賞を受賞した武富さんと新温泉町教育長賞の剣持君。今年は書道の分野で高校生の活躍が目覚ましかった
6月締め切りで公募した短編小説の「第27回郷土作家アンソロジー」(十勝毎日新聞社など主催)で、帯広柏葉高校3年の鈴木愛翔さん(帯広)の「白い陶器」が最優秀賞に選ばれた。鈴木さんは前回も優秀賞(最優秀賞は該当なし)を受賞しており、高校生としては初めて2回連続で各年の最高位を獲得。審査員からも「末恐ろしい素質」と評価された。今後も文壇での活躍が期待される。
今年度は市民文藝賞の該当者はなかったが、佳作賞に小田郁代さん(帯広)の小説「花追い」、赤池武臣さん(新得)の短歌「手段のひとつ」、高松暮秋さん(帯広)の俳句「埠頭の灯」の3作品が選ばれた。
短歌では、3月に開かれた「第19回全十勝短歌大会」(NPO十勝文化会議など主催)で、最高賞の全十勝短歌大会賞に、本別町の主婦多賀瑛子さんが輝いた。また、今年初めて開かれた「第1回全十勝児童・生徒短歌大会」(NPO十勝文化会議など主催)の最優秀賞に、小学生の部で神宮さん(帯広大空小)、中学生の部で浦川さん(帯広第一中)、高校生の部で菊池君(大樹高)の作品が選ばれた。
2年置きに開催している短歌賞「第3回中城ふみ子賞」では、森戸聖子さん(帯広)が地元としては初めて入賞。上川管内中川町教育委員会主催の「斎藤茂吉記念中川町短歌フェスティバル」でも松浦澄子さん(帯広)が最高賞の「茂吉記念賞」に輝いた。
俳句では、「第6回大とかち俳句賞全国俳句大会」(NPO十勝文化会議など主催)の課題句部門で岩原寿恵子さん(音更)、自由句部門で陸別町出身の澤尻芳生さん(札幌)の作品が、それぞれ最高賞の大とかち俳句賞を射止めた。
書道では高校生をはじめ、若年層の活躍が目立った。
今春、帯広高等看護学院を卒業した小室聡美さん(音更)の前衛作品「鼓動」が、「第57回奎星展」(奎星会主催)で毎日新聞社賞(第2席)を受賞。また日本教育書道会十勝地区連合会(伊藤映扇会長)の第29回学生書道展では、「依嘱の部」に帯広南商業高校の馬渕さんと帯広大谷高校の吉澤さんが選ばれた。
北海道高文連第42回全道高校書道展・研究大会(当番校・帯広柏葉高校)で、清水高校の杉浦さんの木簡の作品が管内で唯一、来年度三重県で開かれる全国高校総合文化祭への出品作品となった。
前衛書道の「第9回宇野雪村賞全国書道展」(実行委など主催)では、帯広柏葉高校の武富さんが学生の部最高位の奎星賞に輝いたほか、同校の剣持君も同部第3席(新温泉町教育長賞)に入った。
さらに、「第17回国際高校生選抜書展」(毎日新聞社など主催)で、帯広柏葉高校の小林君が上位4番目の優秀賞、帯広三条高校書道部が団体賞で十勝勢過去最高の北海道地区準優勝に輝いた。
「第24回全日本高等学校書道公募展」(日本書道専門学校主催)でも、帯広工業高校電子機械科の金須君と同建築科の伊藤さんが特別賞に次ぐ特選に輝いた。ともに3年連続の受賞。
一般の書道では、「第25回読売書法展」(読売新聞社など主催)で、帯広市内のかな書道講師齊藤歌子さんがかな部門で、更別村の書道講師安江翠泉さんが調和体部門でそれぞれ入賞(秀逸賞)したほか、「道東書道展」(道東書道連盟主催)では鈴木尚邦さん(音更)が2回目の準大賞を受賞して審査会員に推挙された。
※高松暮秋さんの高の字は異体字です。
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