デメーテルのシンボル的な作品となるはずだった蔡國強氏(中国)の巨大UFOの係留が、大きすぎて危険なため、作品プランを変更することになった。総合ディレクターの芹沢高志さんは「残念だが安全第一に考えて浮かすことはあきらめざるをえない。今後は蔡氏とどのような作品に仕上げていくか再検討したい」と話している。
蔡氏の作品プランは「帯広のためのプロジェクト−天空にあるUFOと社(やしろ)」というテーマで、2つの作品を制作展示する予定だった。そのうち1つは得意の火薬画を公開制作し、すでにきゅう舎内に展示している。
もう1つはデメーテルの“目玉”ともなる作品で、直径30メートルの飛行船のUFOを浮かべ、そこから朱塗りの社をつり下げるという計画。開催直前に中国人スタッフも帯広入りし、12日にヘリウムガスを注入したが、強風のため浮上させることを断念。13日夜に再びチャレンジしたがUFOの周囲に入っているアルミの骨組みが折れて揚げることができなかった。
蔡氏の制作スタッフと芹沢ディレクター、事務局などで協議した結果、「たとえUFOを浮き揚がらせても、今後風が吹けば危険」と判断し、プランの変更を決定。8月11日に予定していた火薬イベントも見直す方針を決めた。
(成田融) |