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引退前に特別戦を連勝したアンローズ号(2008年3月3日の「ひな祭り特別」) まことに悲しいお知らせです。2008年に引退したアンローズ号が昨日(9月27日)急死しました。2006年のNAR最優秀馬、「アンちゃん」は今でもファンの間で「一番かわいかったね」と語り継がれてきました。 繁殖牝馬になって3頭の子を産みました。牧場にはファンが訪れて、お母さんになったアンローズを見守り続けてきました。愛らしい姿、子を宿した大きなおなか、生まれた元気な子馬…。ばんえいの大きな財産がなくなってしまいました。 写真家・太田宏昭さんが今年1月にアンローズを撮影したばんえい競馬「砂の絆」カレンダー2012が10月1日に発売されます。今はもう、写真で偲ぶしかないのですね。 哀悼の気持ちを込めて、以下の記事を本日の勝毎に掲載しました。(横田光俊) ばんえい十勝の競走馬を引退後もファンの人気を集めてきたアンローズ号(13歳)が27日、帯広の牧場で急死した。現役時代に岩見沢記念3連勝など重賞10勝、2006年度のNAR(地方競馬全国協会)グランプリ最優秀馬に輝き、強さとともにそのかわいらしさで「史上最高の名牝」と呼ばれてきただけに、大勢のファンが惜しんでいる。 同号は1999年、帯広の三井宏悦牧場生まれ。01年に競走馬デビュー後、145戦33勝。子供たちにも「アンちゃん」は大人気で、08年のばんえい記念を最後に引退。引退式では200人を超えるファンが集まった。三井牧場に戻って繁殖牝馬としてこれまでに3頭を出産、同牧場には同号を見るために本州から訪れるファンも多かった。三井さんは「5月中ごろから体調を崩し、6月に何とか出産を終えた。26日に体調が悪化して治療を受けたが翌日に急に死亡した」と残念がる。 引退後の同号を撮影し続けてきた東京在住の写真家太田宏昭さんは「帯広に行くと必ず撮影に行った。牧場でアンローズを見た人は、みな感動するかわいらしさがあった。今年1月に撮影したのが最後になった。ショックです」と話している。(横田光俊)
独走Vを飾ったフクイズミ(尾ケ瀬馨騎手) - 2011年9月26日掲載十勝毎日新聞紙面より - ばんえい十勝は25日夜、4大記念重賞レースの今季第2弾となる第47回岩見沢記念(BG2)を行い、今夏から復調してきた最強牝馬フクイズミ(10歳、松井浩文調教師、尾ケ瀬馨騎手、馬主はトーヨーファーム、生産者は旭川・さくら牧場)が積極的なレース展開で独走して圧勝、昨年に続いて連覇を飾り同重賞3勝目、重賞通算12勝目を飾った。タイムは2分15秒5(馬場水分3・1%)。2着はギンガリュウセイ(セン7歳、久田守調教師、藤野俊一騎手)、3着はニシキダイジン(牡10歳、村上慎一調教師、鈴木恵介騎手)だった。 前半は(5)ニシキダイジンがリード、(7)フクイズミは好位につけて第2障害手前に着いた。(5)が真っ先に仕掛けるが手間取り、十分にためて挑んだ(7)が鮮やかにひと腰で越え、(8)ギンガリュウセイ、(5)が続いた。(7)は速度を増して後続を引き離し、2着に11秒以上の大差をつけてゴールした。(横田光俊) ![]() 岩見沢記念連覇を飾ったフクイズミ(馬の右が松井浩文調教師) 最強牝馬フクイズミ “完全復活”女性ファンも大歓声 強いフクイズミが完全復活した。コース沿いに並んだ約100人の女性ファンは「やった!」と大歓声。表彰式に現れた最強牝馬を笑顔で迎え、担当厩務(きゅうむ)員の佐々木康弘さんが馬に着けていた髪飾りをファンに投げ入れるサービスをした。 1月のヒロインズカップを制した際には、あえて“愛のムチ”でパンチを入れる調教で勝利したが、今季に入ってからは「年齢が年齢だけに、緩い調教にした」(松井浩文調教師)。すると地力のある名牝は、まるで3〜4歳時のような瞬発力が戻った。昨シーズンは手こずった第2障害も難なく越えるようになり、前々走、前走と2連勝。迎えた今回も相手のニシキダイジンとばんえい重量40キロ差を味方に圧勝した。 表彰式後の口取り写真で、松井調教師は「引退に備えて、肩掛けを着けて横向きの記念写真も」とカメラマンに頼んだ。昨季終盤にも引退が取りざたされたが、フクイズミが出れば売り上げが伸び、女性ファンも殺到する人気ぶりに今季も現役を続行、さらに完全復活で引退時期の見極めはさらに難しくなった。「次の北見記念(10月30日)はカネサブラックとフクイズミで」と松井調教師。ばんえいの将来のために繁殖牝馬としての引退はいずれ来る。ファンは心を込めてフクイズミを見守り続ける。
![]() きらびやかな装束で行進するリユタカラ - 2011年9月25日掲載十勝毎日新聞紙面より - 豪華装束でパレード 馬を豪華な装束で飾り立てる岩手県滝沢村の伝統行事「チャグチャグ馬コ」が24日、帯広競馬場で披露され、来場者の目を楽しませた。 毎年6月に同村の蒼前神社から盛岡市の八幡宮まで約100頭の馬が行進する祭事で、国の無形民俗文化財に指定されている。NPO法人とかち馬文化を支える会(三宅陽一理事長)が同村のチャグチャグ馬コ同好会の協力を得て、3年前から同競馬場などで披露している。 ばんえい十勝のPR馬リッキーとばん馬の中でもトップクラスの巨体を誇るリユタカラが、同村の愛好家から提供を受けた本物の装束を身に着けて場内をパレードした。メーンスタンド前では同好会の斉藤喜夫さんが岩手の民謡「南部馬方節」を歌い、来場者から大きな拍手が送られた。 今年は東日本大震災に対する支援のお礼として、同好会がばんえい十勝開幕の4月16日にも同競馬場でチャグチャグ馬コを披露している。この日は同日に同競馬場で生まれたポニーの「チャグ」もパレードに参加し、愛らしい姿で子供たちの目を引いていた。また、23日には第35回メークインまつり会場にも着飾ったリッキーが登場し、伝統の馬文化を伝えた。 三宅理事長は「十勝の皆さんに日本各地の馬文化に触れてもらい、馬に親しむきっかけになれば」と話していた。(丹羽恭太)
![]() - 2011年9月25日掲載十勝毎日新聞紙面より - 満寿屋商店(杉山雅則社長)は24日午後、帯広市稲田町のますやパン麦音店の敷地内の畑で、ばん馬の「リッキー号」を招いた「ふれあい馬耕」を開いた。リッキー号が専用の農具を引いて、約10アールを力強く耕した。ここで来年、小麦「ハルユタカ」とビートを栽培する予定。 食農教育の一環として、馬の力を借りて耕す開拓時代の風景を再現した。杉山社長は「若い消費者に、ばん馬がばんえい競馬だけでなく馬耕の馬だったことを伝えたかった」と話す。イベントに合わせた限定のパン「ニンジンブレッド」などを販売した。 リッキー号と触れ合う時間も設けられ、来店者はご褒美のニンジンを与えたり、鉄そりの試乗で馬の力強さを体感したりと楽しんだ。家族3人で訪れた帯広市内の柏木君=豊成小=は「(鉄そりには)初めて乗った。ガタガタ揺れながらゆっくりと進んだ」と笑顔−。
今年4月に帯広競馬場でパレードしたチャグチャグ馬コ - 2011年9月22日掲載十勝毎日新聞紙面より - 国指定無形民俗文化財の「チャグチャグ馬コ」が23日の第35回帯広大正メークインまつり(午前9時から、大正ふれあい広場)と、24日には帯広競馬場(午後3時半からのパレードなど)で披露される。NPO法人とかち馬文化を支える会(三宅陽一理事長)が岩手県滝沢村のチャグチャグ馬コ同好会を招き、ばんえいPR馬が伝統の装束を着けて登場する。 同好会の来帯は2009年10月以来4回目で、ばんえい十勝では昨年、今年の開幕日に披露され評判になった。今回は同好会メンバー11人が来る予定で、絢爛(けんらん)豪華な馬装束による伝統の馬文化を伝える。メークインまつりは初登場、来場者を迎えて記念撮影などに応じ、ステージで同好会が民謡「馬方節」も聴かせる。 競馬場では24日午後1時から馬具装着の実演を公開、3時から入場門で来場者を出迎え、同半から場内をパレードする。(横田光俊) |
