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- 2011年12月31日十勝毎日新聞紙面より -
ばんえい十勝の正月開催が新年1月1日から5日まで、帯広競馬場で行われる。年間を通じて最大売り上げの重賞レース「第34回帯広記念」は2日午後4時15分発走予定。 元日は午前10時開門、先着200人に縁起物をプレゼント、餅つき大会などを行い、第1レース発走(11時10分)前に米沢則寿市長があいさつする。2日の帯広記念には同競馬を代表するスターホースがそろう。3日は午後1時25分から新人の舘澤直央騎手をお披露目、同4時50分からは5歳馬の重賞「第5回天馬賞」を実施。 ばんえい競馬馬主協会は2、3の両日、各正午からブルーレイレコーダーなどが当たる抽選会を行う。
激走の末、ゴール前約15メートルでブラックボス(手前、松田道明騎手)がニシキエーカン(左)をとらえて逆転、勝利を手にした- 2011年12月31日十勝毎日新聞紙面より - ニシキエーカンを逆転 ばんえい十勝は30日、今季デビューした新馬の重賞三冠レースの第2戦で、産地別選抜戦の“ばんえい甲子園”第13回ヤングチャンピオンシップ(BG3)を行った。第1戦のナナカマド賞を制している2番人気のブラックボス(牡、皆川公二調教師、松田道明騎手、馬主は空知管内沼田町・原寛さん、生産者は幕別町・西村正順さん)が、1番人気のニシキエーカン(牡、村上慎一調教師、鈴木恵介騎手)との壮絶な一騎打ちを逆転で制して2冠目を獲得した。タイムは1分23秒8(馬場水分3・4%)。1着、2着はいずれも幕別町産駒で、馬産王国・十勝の力を示した。3着には5番人気のオメガグレート(牡、西弘美調教師、西謙一騎手、渡島管内長万部町産駒)が入った。(横田光俊) 特訓と作戦的中 いずれも幕別町産駒の新馬の2強ブラックボスとニシキエーカンの激闘が、今年の最後を飾る重賞レースを沸かせた。 これまでブラックボスの通算6勝に対してニシキエーカンは8勝。ナナカマド賞(10月9日)でも激しい一騎打ちの末にブラックボスが勝利したが、それに続く2戦はニシキエースが制し、ブラックボスはその後不調に陥った。 原因は「障害の掛かりの悪さ」だった。「障害の手前で、荷物の重さが嫌になる気持ちを直すために」(皆川調教師)と選んだ方法が、ばんえい重量を軽くして、本走路で松田騎手が騎乗する練習だ。特訓の成果が今回の勝利の根底にあった。 本番の日、さらに勝利に結びつける作戦を皆川調教師は「相手(ニシキエーカン)を慌てさせるために前半から思い切って、道中を先に」と指示、松田騎手は「いるのは1着だけ。いちかばちかの勝負を」と仕掛けた。一緒に障害をクリア、ニシキエーカンが駆け足で先に出たが「相手の脚は鈍る。後半の脚はこっちが伸びる」と踏んでいた通りに逆転に成功した。 今季の最終目標は新馬の最高峰重賞レース、来年3月のイレネー記念(BG1)を制しての3冠だ。昨年も1歳上の強豪馬オイドン(帯広産駒)が大本命とされながら惜しくも逃して2冠に終わっている。 松田騎手は「今回は皆川先生と厩舎(きゅうしゃ)一丸になっての調教のおかげで勝てた。イレネー記念も勝ちたい」と話し、皆川調教師は「普段はおっとりとした馬だが、レースになると競争心がある。これからはイレネーの必勝を期して、レースで使わずに休ませる」と悲願達成に向かう。
- 2011年12月27日十勝毎日新聞紙面より -
来年度計画案 市、農水省に届け出 帯広市は26日付で農林水産省に、ばんえい競馬の来年度開催計画案を届け出た。26開催、153日間(今年度は26開催、154日間)で、4月14日から翌年の3月末までを予定している。 ナイター開催は今年度の51日から拡大する方向で調整している。現在の土・日・月曜日開催は継続する方向。市の田中敬二ばんえい振興室長は「競馬関係者と協議し、年明け以降に正式決定したい」としている。今月上旬には総務省に競馬開催の申請もしている。(中津川甫)
![]() レース後に記念撮影する釘宮大分市長、安部騎手、足立義弘大分市議会議長、野原一登帯広市議会議長(右から) - 2011年12月26日十勝毎日新聞紙面より - 子供訪問団来帯 帯広市の観光文化姉妹都市の大分市から、子供親善訪問団と団長の釘宮磐大分市長ら13人が25日、来帯した。釘宮市長らは同日、帯広競馬場を訪れ、姉妹都市締結45周年を記念した協賛レースを見学した。 両市は1966年に東京からの直行便が同時就航した縁で「空港姉妹都市」を締結。92年から現名称に改めて交流を続けている。 帯広競馬場には、子供たちを除く団員が訪れ、第10レースの「大分市長杯」を観戦。1着となったユーファンタジー号(馬主・上野忠さん)の安部憲二騎手に、特産のシイタケと賞状を手渡した。 釘宮市長は「白い息を吐きながら走る馬の姿に感動した。帯広と大分は互いの持ち味を出しつつ、培ってきた交流を、これからも続けていきたい」と話していた。一行は26日、市役所や明治北海道十勝オーバルなどを訪れた。(犬飼裕一)
![]() 後続を引き離しゴールに向かって快走するオイドン(鈴木恵介騎手) - 2011年12月26日十勝毎日新聞紙面より - ばんえい十勝は25日、3歳馬三冠レースの最終戦で同歳馬の頂上決戦となる重賞レース第40回ばんえいダービー(BG1)を行い、1番人気のオイドン(牡、鈴木邦哉調教師、鈴木恵介騎手、馬主・生産者は帯広・佐々木啓文さん)が快勝して重賞3勝目、通算18勝目を飾った。タイムは1分48秒7(馬場水分3.2%)。2着には4番人気のレットフジ(牡、西弘美調教師、西謙一騎手)、3着には2番人気のニュータカラコマ(牡、金山明彦調教師、藤野俊一騎手)が入った。 スタート直後から(1)オイドンが先頭に立ち、第2障害まで3回の休みをきっちりと刻んだ。(1)は障害の天板に上がったところで膝を折ったがすかさず立て直して、先に障害を降りた(8)イワキ、(7)フナノコーネル、(6)レットフジをあっさりとかわして先頭に立ち、2馬身以上の差をつけてゴール。(6)が粘って2着、5番手から猛追した(9)ニュータカラコマが前の2頭を抜いて3着となった。(横田光俊) 輝き増す世代最強馬 鈴木騎手「さすが」の手綱さばき 昨年11月に騎手を引退した名手鈴木勝堤さんが手塩にかけて育てた強豪馬のオイドン。「ここ(最高グレードBG1のダービー)で勝てなければ馬の名がすたる」と兄の邦哉調教師が必勝を期して臨んだ。 この馬は騎手が手綱を引いて息をつかせようとしても前に出たがる。「障害まで、きっちり休みを刻んで休みを入れる『折り合い』さえつけば勝てる」(同調教師)と、レース前の練習できつめのはみに替えた。これが奏功して、スタートから第2障害まで休みを入れ、障害前でも十分に力をためられた。 障害に挑んで天板で前脚の膝を折り、頭まで地面についたが「十分に息をついて余裕があったのですぐに起こせた」(鈴木恵介騎手)とすかさず立ち上がって障害下で一気にトップに躍り出て、そのまま快勝した。「膝を折ってもすぐに立て直せる騎手は、恵介しかいない。さすがだ」と邦哉調教師は絶賛した。 オイドンの母系の祖母は「ばんえい競馬史上に名を残すカヤベヒカリ。前に前に行きたがる気性は祖母そっくりだ」と生産者で馬主の佐々木啓文さんは語る。パドックでもオイドンは一貫して騎手を背中に乗せない。嫌なものは嫌、そして前へ│という強情な性格は名馬の素質。それを育てて開花させるのが厩舎(きゅうしゃ)と騎手の腕だ。 「力もあるしスピードもある。何もなければスターホースになる」(恵介騎手)と次世代の星が輝きを増した。 ![]() 重賞3勝目を飾ったオイドン(馬の右が馬主で生産者の佐々木啓文さん、同左が鈴木邦哉調教師) |
