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- 2010年9月30日掲載十勝毎日新聞紙面より -
ばんえい十勝は10月1日、レース用そりの「裏金」(コース砂面と接する鉄板部分)を交換、同2日の開催から新しくなった接地面でのレースとなる。裏金はレース使用で摩耗するため、約1年間で定期的に交換している。 そり全体の重量は調整するために変わらないが、摩耗していた鉄板の端(エッジ)が鋭くなるなど走行に微妙な影響が出ることがあり、感触として「裏金を交換後はそりが沈む感じがする」という競馬関係者もいる。走行タイムが若干長くなる傾向もみられる。
- 2010年9月29日掲載十勝毎日新聞紙面より -
ばんえい競馬馬主協会(大野清二会長)は10月3日午後2時から、同競馬で初の女性向けイベント「キラ☆もりバラフェスタ」を帯広競馬場で開く。競馬場にはおしゃれをした女性の来場が急増しており、当日のメーンレース「楽天競馬杯紅バラ賞」にちなんで場内をバラで飾り、バラを使った多彩なイベントを展開する。 今年8月に観光交流拠点施設「とかちむら」がオープンして以降、競馬場への女性の来場者が増えた。ファンに最高人気の最強牝馬フクイズミ号が出場する日には、おしゃれをした女性が競技コース沿いに並ぶ。同協会イベントサポーター十勝応援団の青山祐子代表は「若い年代の女性も喜ぶ、女性のための『かわいい』がいっぱいのイベントを」と企画した。 競馬場入り口から会場まではバラで装飾された「バラロード」が設けられ、競馬場見学ツアー(午後2時5分、同3時15分、同6時、同7時45分の4回、とかちむら西側入り口で受け付け)参加の女性100人に生バラをプレゼントする。 バラのアクセサリーを使ったプロの手によるヘアアレンジ(午後2時〜同7時、無料、200人まで)、バラのネイルアート(同、無料、80人まで)、フラワーアレンジメント教室(午後2時半、同3時半、同4時半、所要時間は40〜50分、無料、各回先着10人)などを開く。 バラにちなんだカクテル、ローズティー、花のクッキーも味わえ、バラの小物やアクセサリー、服も販売する。同応援団イベントリーダーの佐々木寿充(としみ)さんは「帯広競馬場は若い女性が気軽に来られる場所。今まで来場したことがない方にも来てほしい」と呼び掛ける。問い合わせは同応援団(0155・34・0825、競馬場内、内線40)へ。(横田光俊)
馬と一緒の生活を送る今井さん一家。左から今井調教師、長女、オーロラプリンス号、長男、右奥が母みどりさん。右手前の次女が番組で暮らしぶりを語る - 2010年9月28日掲載十勝毎日新聞紙面より - 馬と暮らす幸せ 全国に伝えます ばんえい十勝の今井茂雅調教師(48)一家が、NHK教育テレビで30日午後7時35分から全国放映されるドキュメンタリー番組「カラフル!世界のこどもたち」に登場する。子供たちが自分の言葉で暮らしぶりなどを紹介する人気の15分間の番組で、次女=帯広啓西小=が「ずっと馬とくらしたい」のテーマできゅう舎の生活を語る。子供と馬との温かい心の交流が描かれ、全国の視聴者に感動を呼びそうだ。 今井さんの長女=帯広啓西小=と次女は、競馬場でのイベントなどでも活躍、ハロウィーンの日にはかわいい仮装を披露するなど場内のアイドルだ。生まれたときから馬と一緒に暮らしてきた。2005年に引退した気性の激しいマルニエーカン号(通算32勝)も「2人が乗るとおとなしくなった」と母みどりさん(34)。特に今年3月に引退して繁殖牝馬になったオオゾラヒメ号は「優しくてお友達」(次女)という。 朝起きて、馬の世話をして学校に行き、帰宅してまた馬の世話をする生活を、NHK教育テレビの取材班は8月下旬から約2週間、密着取材した。番組では大人のナレーションは入らず、すべて子供の言葉で語る。次女の将来の夢はJRA(日本中央競馬会)ジョッキー。獣医になりたい姉、元気な弟との暮らしはいつも馬と一緒だ。
重賞レースで快勝後、佐々木きゅう務員に甘えるフクイズミの姿も女性ファンの心を打つ - 2010年9月27日掲載十勝毎日新聞紙面より - 馬券販売増 応援HP人気「勝ち方素晴らしい」 美貌(びぼう)で強く、鮮やかな逆転勝ちを続けるばんえい十勝の最強牝馬フクイズミ号(9歳、松井浩文調教師、馬主はトーヨーファーム、主戦ジョッキーは尾ケ瀬馨騎手)が出場するたびに全国から女性ファンが帯広競馬場に集まり、馬券の売り上げが増加するという同競馬史上初の現象が起きている。ファンの手による応援ホームページ(http://members3.jcom.home.ne.jp/hukuizumi/hp/fukuizumi/index.html)も人気を集め、関連グッズも売れている。 26日夜の重賞レース「第46回岩見沢記念」。午後7時半ごろパドックに現れた美しい白馬(芦毛)のフクイズミに女性ファンが殺到する。「かわいい」「頑張って」。カメラや携帯電話で写真を撮り、馬券を買いに走る。 レースは第2障害を3番手で降りたフクイズミが、20メートル先に行っていた大きな体の牡馬2頭をあっさりと抜いて差し切り、逆転勝ち。その驚異のスピードに「すごい!」「フクちゃん!」と大歓声が上がる。馬券の売り上げもこのレースだけで1454万7500円に上り、競馬場に来られなかった全国の女性ファンもインターネットで馬券を買って応援している。 NPO法人とかち馬文化を支える会が運営する競馬場内の売店リッキーハウスでは、フクイズミの顔が入ったマグカップがすでに500個以上売れた。「勝ち方が素晴らしいし、性格もかわいい。担当きゅう務員の佐々木康弘さんの優しい接し方も女性の好感を得ている」と旋丸巴同会専務理事。松井調教師は「年齢的に大事に調教しているが、皆さんの人気に応えてこれからの重賞レースは出し続けたい」と語る。次回は10月24日の北見記念に出場の可能性がある。(横田光俊)
驚異の末脚で先行2頭を差し切ったフクイズミ(尾ケ瀬馨騎手) - 2010年9月27日掲載十勝毎日新聞紙面より - 26日、第46回岩見沢記念(BG2)を行い、2番人気の最強牝馬フクイズミ(9歳、松井浩文調教師、尾ケ瀬馨騎手、馬主はトーヨーファーム、生産者は旭川・さくら牧場)が第2障害を好位置で降りて先行2頭を抜き去り、鮮やかに差し切って重賞10勝目を飾った。タイムは2分26秒6(馬場水分1・3%)。2着はナリタボブサップ(牡8歳、大友栄人調教師、鈴木恵介騎手)、3着はカネサブラック(牡8歳、松井浩文調教師、松田道明騎手)だった。 ばんえい重量810キロ〜840キロの高重量戦。馬場は乾いて重くなり前半からスローペース、出走8頭はほぼ横一線で進み、5回の休みを刻んだ。第2障害を(8)カネサブラックが真っ先に仕掛けてクリア、(3)ナリタボブサップが続き、約20メートル遅れて(5)フクイズミが追ったが、驚異の末脚を誇る(5)にとってこれは射程内。残り約15メートルで(8)と(3)を抜き、さらに速度を上げてゴールした。(横田光俊) 最強牝馬、重賞10勝目 例年なら夏の暑さに強いフクイズミも、今夏の猛暑はきつかった。尾ケ瀬馨騎手は「今年はこたえた。体調に響いて障害への掛かりが悪くなっていたが、前走あたりから良くなった。本来の脚が戻った」と感触を得て本番を迎えた。 馬場は乾いて重く、ゆっくりとした展開も有利に働いた。ニシキダイジン(今回は出走回避)が出ていれば馬群をリードするところだったが、ペースメーカー不在で8頭はほぼ横一線。勝負どころの第2障害では、相手のカネサブラック、ナリタボブサップが「天板(障害の頂上)まで行ったら掛ける(馬を坂に挑ませる)タイミングを狙っていたが、フクイズミは自分から行きたがったのでそれに任せた」と挑み、“差しの女王”にとって十分な位置で追走態勢に入った。 先に行くカネサブラック、ナリタボブサップをあっさりと抜くと会場の女性ファンから大歓声が響いた。9歳になり、年齢的に調教には難しさがある。松井浩文調教師は「夏の暑さの中で調教は無理をさせないできた。しかしばんえいグランプリ(8月15日)で6着に終わり、調教方法を変えたら障害の課題もクリア、脚が戻った」と語る。この復調ぶりに「まだまだやれる」(尾ケ瀬騎手)と手応え十分。 女性ファンを中心に大人気、フクイズミが出れば馬券も売れるという最強牝馬に、「慎重に仕上げて人気に応えたい」(松井調教師)と力を込めた。 |
