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圧倒的な末脚でゴールを目指すフクイズミ ばんえい十勝は28日、4大記念レースの初戦「第40回旭川記念」(BG3、3歳以上オープン別定)を行い、3番人気のフクイズミ(牝8歳、松井浩文調教師、藤本匠騎手)が主戦の尾ケ瀬馨騎手を騎乗停止で欠きながらも、ナンバーワン牝馬の意地を見せつけた。タイムは2分8秒2(馬場水分4.6%)。2着は4番人気のホクショウダイヤ(牡6歳、松井浩文調教師、大口泰史騎手)が入り、松井厩舎(きゅうしゃ)のワンツーフィニッシュとなった。 750−780キロの負担重量と乾いた馬場の影響で、レースは比較的落ち着いた展開に。フクイズミ初騎乗の藤本騎手は松井調教師のアドバイスで、第2障害のやや手前でひと息入れた。藤本騎手が「馬が自分から行った感じ」と振り返る通り、自分のペースで障害に臨んだフクイズミは、ライバルたちを尻目にひと腰でクリアして勝負あり。抜群の末脚で2着に11秒の差を付けてゴールラインを切った。 4大記念レース3勝目を挙げたフクイズミ。馬の右が松井調教師、左が藤本騎手 藤本騎手は「障害で気難しいところがあると言われていたが、今日は馬の気持ちが前向きだった。馬に負担を掛けずに勝ててよかった」と話し、レース前に公言した「代打ホームラン」を喜んだ。松井調教師は「初めての騎乗とはいえさすがベテラン。会心の勝ち方だった」と藤本騎手をたたえた。 フクイズミは昨シーズンの岩見沢記念、帯広記念に続いて4大記念レース3勝目。11月29日の北見記念で通算4冠を狙う。 (丹羽恭太)
「負のイメージ変えたい」
横浜市在住の整体師赤沢啓子さん(47)が昨年末から、ばん馬の整体に取り組んでいる。26日には帯広競馬場で“患者”のフナノビック(牡3歳)に4回目の施術を行い、活躍を祈った。今後、厩務(きゅうむ)員らに馬の整体方法を伝えることも考えていて、「ブログなどを通じ、ばんえい競馬について発信していきたい」と話している。 赤沢さんから整体の施術を受けるフナノビック。6月に入って2連勝中で、次回出走は29日第10レースの予定 赤沢さんは一昨年、旅行で訪れた帯広で初めてばんえい競馬を観戦。この時、フナノビックの馬主、舩戸勝さん(69)=中札内村在住=と知り合い、ばんえい競馬とのつながりを持った。厩舎(きゅうしゃ)を見学するなどし、「ばんえいにかかわる人たちが馬を家族のように大切にしていることが印象的で、競馬に対する見方が変わった」という。 「『馬がかわいそう』というばんえい競馬に対するマイナスイメージを変えたい」との思いを強くした赤沢さん。整体を家族間のコミュニケーションの道具として普及させたいという意欲もあり、馬に対する整体を通じ、ばん馬と人の関係の深さを外部にアピールしたいと考えた。 昨年末、テレビ放送を通じて同馬の調子が悪そうだと感じた赤沢さんは、舩戸さんに整体を提案、12月に初めて施術を実施。4回目のこの日、馬はじっとして背中や足の付け根などを押されていた。赤沢さんは「基本的には人間と同じ。筋肉が張っている部位など調子が悪いところと正常なところのバランスを整える」と話す。 同競馬場内の診療所「十勝ドラフトホースクリニック」の森田美範獣医師によると、欧米では競走馬に対するマッサージは一般的な馬の管理方法として確立されているという。「ばんえいが財政的に厳しいこともあり、整体などで普段から馬のメンテナンスに力を入れることが重要」と整体導入の意義を評価している。(丹羽恭太)
サッポロビール(本社札幌)は、ばんえい競馬を応援する「サッポロ生ビール黒ラベル ばんえい十勝缶」を管内限定で発売した=写真。 今年で3年目の企画。同社北海道本部では「ふるさとのために、何ができるだろう?☆北海道はサッポロビール」をスローガンに、道内各地を応援する事業を行っている。 ばんえい競馬最高峰の重賞レース「ばんえい記念」3連覇のトモエパワー号と西弘美騎手の写真を前面に出した。缶中央下にばんえい十勝のロゴも入っている。25日に発売開始した。同本部道東支社の田中道雄支社長が26日午後5時、十勝毎日新聞社を訪れ、PR。「名古屋からも問い合わせがある。十勝限定のパッケージを楽しんで」と語った。 350ミリリットル入り、24本入り3000箱を販売。価格は既存の「黒ラベル」と同じ。問い合わせは同社お客様センター(0120・207・800)へ。(伊藤寛)
2カ月累計は予算比10%減 降雨で客足離れ
ばんえい十勝は22日、ナイター開始後初の週末3日間を終えた。3日間の1日当たり馬券発売額は6500万−8600万円で、いずれも計画を下回った。同時に開幕から2カ月が経過、開催27日間の累計発売額は18億7456万5800円で予算比10.49%減、前年比12.26%減となっている。6月降雨の影響で帯広競馬場は予算比13.85%減となっており、直営場外より苦戦を強いられている。 今季のナイター開催は20日にスタート。9月21日までの毎週土・日・月曜日の計42日間(昨年は72日間)が行われる。 初の3日間の発売額は、20日が6843万100円(予算比9.21%減)、21日が8622万2200円(同6.12%減)、27日が6557万2300円(同18.17%減)。特に帯広競馬場は3日間で予算比15.53−25.94%減と厳しい出だしとなった。帯広競馬場は27日間の累計発売額でも5億2231万4600円(予算比13.85%減、前年比11.18%減)で、入場者数は前年を4576人下回る4万787人となっている。 一方、旭川など道内6カ所の直営場外は7億660万1000円(同3.31%減、同9.78%減)と計画をやや下回る額で推移している。市ばんえい振興室は帯広競馬場の不振について「週末になると必ず雨か曇りになり客足が離れたのが大きい」と嘆いている。(中津川甫)
販売を再開した十勝ラーメンのばんえい十勝バージョン 単独開催3年目応援 バター、野菜いため風味の2種 帯広商工会議所(高橋勝坦会頭)は、在庫切れに伴い2月から休止していた十勝ラーメン「ばんえい十勝バージョン」の販売を再開した。帯広単独開催3年目となる「ばんえい十勝」を盛り上げ、本格化する観光シーズンにタイミングを合わせた。 地場産の小麦、野菜(カボチャ・ニンジン・インゲン・キャベツ)を使用した十勝ラーメンは2006年に発売開始。これまでに「ラリージャパン」バージョンなどを販売し、累計で4万個を売り上げた。 ばんえいバージョンは、ばんえい十勝を支援しようと07年5月に発売。これまでに約1万5000個を販売した。ばん馬と騎手の写真と「ばんえい十勝」のロゴ付きパッケージ。塩味のバター風味と野菜いため風味の2種類。350円(税込み)。製造は「とかち麺工房」(幕別)。帯広競馬場や藤丸のほか、JR帯広駅のエスタでも取り扱っている。 帯商では「十勝ラーメンは発売以降、固定客もつき、販売再開についての問い合わせもあった。ばん馬を盛り上げる意味も込めて、多くの方に食べてもらいたい」と話している。問い合わせは帯商(0155−25−7121)へ。 (犬飼裕一) ※高橋勝坦会頭の高の字は異体字です。 |
