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![]() 西町公園でごみ拾いをする競馬関係者 ばんえい十勝の騎手や調教師ら競馬関係者が29日、市内の帯広競馬場西側に隣接する西町公園で清掃活動を行い、約60人が汗を流した。 ばんえい競馬を支援する市民団体「とかち馬文化を支える会」(柏村文郎理事長)が呼び掛けた取り組み。参加した騎手や調教師、厩務(きゅうむ)員、同会会員らはごみ袋を手に空き缶などを回収した。通路の落ち葉や枯れ枝を取り除き、道路際の草も刈り取った。 同会の旋丸巴専務理事は「市民が参加してばんえい競馬を盛り上げるため、会が主体となって年に数回、同様の活動を続けたい」と話していた。(丹羽恭太)
ばん馬と共に地域振興をはかる会(川田章博会長)の「ばん馬まつり推進会議」が29日、帯広商工会議所で開かれた。行政や観光団体など19団体から20人が出席。第3回の「とかちばん馬まつり」を、10月31日、11月1日の両日、帯広競馬場で開催することを決めた。
ばん馬まつりは、経済界中心の同会が、ばんえい十勝を盛り上げる目的で過去2回、秋に開いた。ばんえい競馬用の鉄そりをチームで引いて実際のコースを走る人間ばん馬や、地元農水産物と特産品の販売などを行い、昨年は2日間で9307人が来場した。 出席団体は今年もまつりを開催することで一致。日程は、旅行代理店がばんえい十勝見学ツアーを組んだ10月31日−11月2日に合わせることにした。同時期に開かれる帯広菊まつりとも連動させ、プロモーション活動は道央圏を中心に行う。 会議では恒例の人間ばん馬レースや、農畜産物、物産販売など、より多くの客を集める方法について意見を交わした。 川田会長は「がけっぷちのばんえい競馬を盛り上げようと、皆さんに訴える機会にしたい。長く伝わる文化が消滅しないようにしたい」と話した。(安田義教)
ばんえい競馬の運営受託会社オッズパーク・ばんえい・マネジメント(OPBM)が2008年度決算見込みで赤字となり、赤字補てんのため市に「ばんえい競馬財政調整基金」の取り崩しを求めている問題で、市は6月4日開会予定の市議会定例会に基金全額(約5000万円)を取り崩す補正予算案を提出する。競馬事業の赤字補てん財源は財調基金のみで、内部留保が枯渇すれば安定的な事業運営への支障が懸念される。来年度以降の戦略の再構築も不可欠で、6月議会の大きな論点に急浮上してきた。
OPBMの昨年度赤字は6500万円前後に膨らむ見通しで、財調基金残高(約5000万円)を上回る。市とOPBMが交わした事務委託契約書によると、残高以上の赤字はOPBMが負担するが、競馬事業は一般財源の不投入を条件に市単独開催に移行しており、財調基金に代わる財源は見当たらない。 本格的な論議を前に、議会などからは「市民への説明責任を果たす意味で、OPBM側は収支不足の内訳を一定程度明らかにすべき」との声も漏れる。 OPBMの藤井宏明社長は28日、十勝毎日新聞の取材に対し、「赤字や黒字では決めない。地域が(ばんえい競馬を)どうしたいのか、その思いによる」と強調。事業継続の判断に向けて、帯広競馬場の複合施設化など、市の対応を見守る考えを示した。 競馬場を観光資源としてとらえる複合施設化に関し、砂川敏文市長は3月下旬、民間を交えた検討会議を設置。「10月までに方向性だけでも示す」とするが、論議経過は明らかにされていない。庁内には「肝心の財源論議が置き去り」との指摘もくすぶる。 委託契約の複数年化を唱えてきた荻原昭勝市議(未来創造クラブ)は「最優先に考えるべきは馬主をはじめとする現場関係者の生活。市、OPBM、(競馬場を所有する)十勝農協連の3者が報償費削減などで血を流している彼らをしっかり支えるべき。今回の教訓を競馬場の活用などに生かす必要がある」と説く。 市のある幹部は「赤字見込みは2月のばんえい競馬経営会議で示されていた。その場にいた市長が分からなかったはずはない。しかし、今年度予算で経営基盤の立て直しを図る方策は打たれなかった。認識が甘いと言われても仕方がない」とする。 基金が底をつき、文字通りばんえい競馬は「綱渡り」の経営に。6月議会では赤字の積算根拠など経営概要全般、将来展望、一般財源からの繰り入れの是非にまで論議が多方面に及ぶ可能性が出てきた。その一方、9月決算議会での競馬会計の「不認定」を早くも示唆する声が漏れる。 今年度も馬券収入が低迷する中、議会、庁内には「目の前の赤字を埋めれば終わりという問題ではない。重要なのは来年度以降の展望。単独開催を決断した市長の責任が問われる」との見方が広がっている。(岩城由彦、中津川甫) OPBMの08年度 赤字6500万円 ばんえい競馬の運営受託会社オッズパーク・ばんえい・マメジメント(OPBM)が市にばんえい競馬財政調整基金の取り崩しを打診している問題で、OPBMの2008年度赤字が6500万円程度に上ることが分かった。通期では07年2月の設立から8500万円程度の赤字になる見通し。 関係者によると、OPBMが市に基金の取り崩しを打診した際に示した。最終的な決算額は6月の株主総会で正式決定する。帝国データバンクの発表によると、OPBMの07年3月期決算は初期投資などで2453万円の赤字、08年3月期は単独開催1年目の効果で418万円の単年度黒字になっていた。(中津川甫)
帯広競馬場(西13南9)で開催中のばんえい十勝は30日から、今年度の新たな取り組み「市町村ウイーク」がスタートする。週ごとに十勝管内を中心とした市町村をPRする企画で、地域色豊かなイベントや市町村協賛レースなどが行われる。
第1弾は「帯広ウイーク」。各日のメーンレースは、30日が「十勝川西ながいも特別」(副賞ナガイモ)、31日が「柏林賞」(帯広市長賞)、6月1日が「八千代牧場特別」(副賞ハム・ソーセージセット)。31日午後3時10分からは、帯広のスイーツ詰め合わせなどが当たる抽選会を実施する。
郵便局株式会社道支社(札幌、柏崎博行支社長)は6月1日、ばんえい競馬の写真を使ったオリジナルフレーム切手シート「ばんえい十勝」=写真=を発売する。1シート(80円切手10枚)1200円で、2000部限定。 ばんえい競馬を用いた切手の販売は初。同支社、帯広市、オッズパーク・ばんえい・マネジメントが共同企画した。十勝管内89郵便局(簡易局は除く)と札幌圏の7郵便局で扱うほか、通信販売(郵送料800円)も行う。写真は 写真家山岸伸さん(東京都在住)が撮影し、格好いいばん馬の姿が楽しめる。 ばんえい競馬は馬券の売り上げが伸び悩み、厳しい運営が続く。切手効果で今後の盛り返しに期待−。 |
