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25日に開幕したばんえい十勝の2009年度公式ガイドブックが完成した。昨年度に比べより見やすく、ばんえい競馬の楽しみ方が初心者にも伝わるよう工夫されている。
表紙には写真家・山岸伸さんが競走馬の朝の調教風景を写した幻想的な作品を採用。内容は帯広競馬場(西13南9)のガイドに始まり、馬券の買い方や専門紙の見方などをイラストを多用して分かりやすく解説。そのほか、専門家による予想のポイントや注目馬の紹介、騎手名鑑など盛りだくさんの内容となっている。 同競馬場のほか観光案内所などで配布する。無料。また、ガイドブックと統一デザインの「ばんえい十勝オリジナルウーロン茶」(非売品)もイベントなどの際に入場者にプレゼントする。 グラス40分で完売 次回は来月16日販売 今年度のばんえい十勝ガイドブックとオリジナルウーロン茶缶(塩原真撮影) とかち馬文化を支える会(柏村文郎理事長)と帯広刑務所(澤村佳夫所長)のコラボグッズ「ばんえいオリジナルグラス」の販売が好調だ。初回販売分200個は発売からわずか40分で売り切れた。次回は5月16日から帯広競馬場(西13南9)で販売する。 同会が同刑務所に発注し、受刑者が刑務作業として制作。砂の吹き付け加工でグラスに彫り込まれるばん馬のイラストは、ばんえい十勝の谷あゆみ調教師が描いた。ばんえい十勝が開幕した25日に同競馬場で売り出したところ、開門してすぐに売り切れた。大口の注文も舞い込んできているという。 同会は急きょ追加発注したが、すべて手作業のため生産が間に合わないのが現状。同会では「丁寧に作っているので時間が掛かり、お客さんを待たせて申し訳ない」とうれしい悲鳴を上げている。(丹羽恭太)
降雪で来場者減 旭川場外は好調
帯広市単独開催3年目のばんえい十勝は、開幕から3日間を終えた。発売額は2億3373万4200円で、予算対比99.78%、前年対比96.34%と計画を下回った。移転した旭川場外は新規オープン効果で好調だったが、帯広競馬場(本場)は季節外れの降雪などで来場者が伸び悩んだ。開幕日の発売額も前年比で6.6%減の7305万5900円にとどまり、開幕効果は振るわなかった。 3日間の入場者数は本場4103人(前年5302人)、直営場外5081人(同5084人)。このうち旭川場外は新施設の目新しさやイベントもあって2093人(同1927人)と健闘した。 発売額は本場が入場者数と連動して6823万6200円(予算対比95.06%、前年対比95.44%)と苦戦。6カ所の直営場外は8990万1800円(同106.41%、同94.17%)。発売額が最も大きい旭川は4019万6800円(同112.78%、同104.00%)、苫小牧も649万7800円(同129.82%、同104.17%)と好調だった。 ネット・電話投票も4094万8900円(同104.83%、同121.96%)と前年を上回る実績で推移。道営競馬の直営場外発売所「Aiba」などの広域発売は3464万7300円(同89.02%、同82.35%)だった。 市ばんえい振興室では「(発売額や入場者数は)天候によって大きく変わる。ホッカイドウ競馬が29日から始まるので、Aibaの売り上げにも今後期待したい」としている。(中津川甫)
マッシュルームを使った多彩なメニューが提供されているフェア(北の屋台「えん」で、塩原真撮影) ばんえい堆肥利用の帯広産新食材 帯広市内の北の屋台で「とかちマッシュフェア」が行われている。鎌田商事(香川県坂出市、鎌田郁雄社長)が帯広競馬場から出る堆肥(たいひ)を使って栽培したマッシュルームを材料に、串(くし)揚げやサラダなど多彩なメニューを提供している。5月6日まで。 同屋台の19店と、同屋台を卒業した「Anna Anna」の計20店が参加。「バター風味串焼き」(串のやっさん、200円)、「マーボマッシュ」(飲茶のパオズ、600円)などを用意した。 27日に屋台を訪れた市内の団体職員、石村正志さん(52)は「マッシュルームをメーンに使う料理は意外だったが、食べて元気になった」と笑顔をみせていた。 同屋台を運営する北の起業広場協同組合の久保裕史専務は「マッシュルームを使ったメニューは知られていない。料理のレシピも一緒にPRしたい」と話している。(伊藤寛)
余裕の走りでゴールを目指すカネサブラック 高速レース 1番人気通りの強さ ばんえい十勝は26日、帯広競馬場で今季の重賞初戦「第3回ばんえい十勝オッズパーク杯」(BG2、4歳以上選抜別定)を行い、1番人気のカネサブラック(牡7歳、松井浩文調教師、松田道明騎手)が圧勝で3連覇を飾った。タイムは1分13秒1(馬場水分8.8%)。2着には2番人気のナリタボブサップ(牡7歳、大友栄人調教師、鈴木恵介騎手)が入った。 前日から降り続いた雪の影響で高速レースとなった。第2障害まではカネサブラックがナリタボブサップらライバルを引っ張る展開。松田騎手は「切れ味のある馬が何頭かいたので、序盤に他の馬に楽をさせたくなかった」と先行の理由を説明する。 第2障害手前でカネサブラックが一息入れる間に、ナリタボブサップが障害に直行するが、トップを譲ったのはその一瞬だけだった。無難に障害を越えて先頭で下りると、カネサブラックのペースに合わせて序盤にスタミナを奪われた他の馬を尻目に、余裕でゴールを駆け抜けた。 圧倒的な強さで3連覇を達成したカネサブラック。馬の左が松井調教師。馬の右3人目が松田騎手 松田騎手は「馬の状態が良く、軽馬場の利もあった。勝ち時計は予想通り」と会心の勝利を喜んだ。 松井調教師は「ばんえい記念(3月)の後遺症もなく、調教で良い走りをしていたので勝てると思っていた。レース展開も事前に松田騎手と立てた作戦通りだった」と盤石の勝ちに満足。「今年は1つでも多く重賞を取って、最後はトモエパワー、カネサブラック、フクイズミでばんえい記念を狙う」と力強く語った。 (丹羽恭太)
初の写真集「ばん馬に恋して」を手にする吉岡さん 初の写真集を発刊 生き生きとした表情描写 札幌市在住の写真作家吉岡均さん(52)の初写真集「ばん馬に恋して2008」が、帯広競馬場(帯広市西13南9)内の売店「リッキーハウス」や市内の一部書店で販売されている。幼いころに農耕馬と親しんだ思い出が写真集という形になり、吉岡さんは「ばん馬の優しさと力強さを多くの人に伝えていきたい」と話している。 吉岡さんは08年1月から定期的に十勝を訪れ、同競馬場に限らず牧場にも足を運んでばん馬の撮影を重ねてきた。芦別市出身で実家が農業を営んでいたこともあり、農耕馬に親しんで育った。職業として広告写真を扱ってきたが、50歳を機に「ばん馬」に本腰を入れた。 1月には同競馬場、3月には札幌市内で写真展を開催、自身のホームページ(HP)でばん馬の写真を公開するなど、ばんえい振興に努めてきた。 初写真集には、2008年1−3月、10月、12月に撮影したレースや調教風景など計97点を掲載。調教を受けるため朝焼けの中で騎手を待つ光景をはじめ、砂煙を上げて第2障害を乗り越えようとする一瞬、厳寒の冬に白い息を吐く姿など、ばん馬の表情が生き生きと表現されている。 A4判95ページ、アピアランス工房(佐賀県)が発行。リッキーハウスや市内のザ・本屋さん計7店などで扱っている。価格は3000円。 今後もばん馬の撮影を続けながら、7月に東京、9月には上川管内東川町で写真展を開く予定。 吉岡さんは「これからは開拓の時代から続く人間とばん馬の歴史を描写していきたい」と話している。 吉岡さんのHPのアドレスはhttp://www.tutumi.com/kin/ 写真集などの問い合わせは吉岡写真事務所(011・826・5485)へ。(佐藤圭史) |
