ばんえい十勝の経営会議が19日、帯広競馬場で開かれ、競馬運営を委託されているオッズパーク・ばんえい・マネジメント(OPBM)の藤井宏明社長は、収支見通しが厳しい状況が続けば、10月にも撤退の是非を判断する考えを示した。今年度は4100万円の赤字に転落するとの収支見通しも明らかにした。
藤井社長は今年度当初のOPBM収支について、7700万円の赤字を見込んでいたが、税制改正に伴う受託収入の増加(1億1000万円)により赤字幅が圧縮したと説明。税制改正に伴う臨時収入がなければ「2、3億円の赤字になった」とし、強い危機感を示した。
来年度の収支見通しは7700万円の赤字と試算。「かなり楽観的に見込んだ。危機感は(地域と)非常に開きがある。(市が)何もアクションをしなければ10月には(運営受託の撤退を)判断をせざるを得ない」と語った。競馬場の複合施設化(道の駅など)といった活性化を考える場を設ける動きが見えず、「残念」と苦言も呈した。
砂川市長は「競馬場をさらに利用できる施設にするため、地主(十勝農協連)を含めた関係者を集めて早急にプロジェクトに動き出したい。皆さんの協力、知恵を借りて対策を取る」との考えを示した。(中津川甫)