ばんえい競馬など国内11の地方競馬の馬券販売などをインターネットで行っている総合サービスサイト「オッズパーク」を運営するオッズ・パーク株式会社(東京・藤井宏明社長)は、ネット投票の金融機関専用口座をつくらなくても普通口座で入金・払い戻しができる国内公営競技(競馬・競輪・競艇・オートレース)初の新決済サービスを5月をめどに開始予定と発表しました。
ゆうちょ銀行、農漁協などに口座を持つ地方在住のファンの利便性も高まり、ばんえい競馬で売り上げ増が続くネット販売が加速することが期待されます。
これまでの競馬など公営競技のネット投票(馬券購入)は利用者がすでに持つ口座以外に専用の口座を設ける必要があり、オッズパークでも道銀、北洋銀など10行やネット銀行の口座で決済してきました。同社は「地方在住のファンの利便性向上を図る」(藤井社長)として、国内ほとんどの金融機関(銀行・信金・信組・労働金庫・農漁協・ゆうちょ銀行)で共同運営する公共料金などをネット・携帯電話・ATM(現金自動預入払出機)で随時支払える「ペイジー(Pay-easy)」で入金、各金融機関で利用者がすでに持つ普通口座に払戻金を振り込む決済サービスをスタートさせます。4月21日からモニターによる試用を行った上で5月をめどに開始予定です。
ばんえい競馬の今年度のオッズパークでのネット販売は2月4日終了時点で約17億2700万円(全体の売り上げの約16%)と、昨年度の約13億円をすでに大幅に上回っています。「ゆうちょ銀行、信金、信組、労働金庫、農漁協などに口座を持つ地方在住のファンも、大いにネット競馬を楽しんでもらえるようになる。休日でも夜間でも追加入金もできる」(同社)とし、地方で支えられているばんえい競馬の売り上げ増を図ります。
同社は、新サービスの名称募集(採用者に10万円など進呈)も行っています。詳細はホームページ(
http://www.oddspark.com/static/event/2008/koubo/)で。
※取材した横田光俊記者コメント=田舎に住んでいるわたしの隣人たちは、郵便局・農協・信金の利用者がほとんど。街まで出て大手銀行の口座をわざわざつくることは、ほとんど無理でした。ばんえい競馬のファンは農村に多いことを考えると、「地方」に目を向けてくれたオッズパーク社の試みは、大歓迎です。ちなみに十勝の農村はパソコン普及が都市部より早く進んでいます。ブロードバンド化も、有線が無理なら無線で100%化の方向。農家のおじいさんがネット競馬の時代ももうすぐ。