ばんえい十勝劇場
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     スーパーペガサスとの出会いで撮り始めた山岸伸さん










     アイドル写真の大家、超売れっ子写真家の山岸伸さん(57歳)が、昨年5月から帯広競馬場など4カ所の競馬場に計32回通い詰めて撮影した写真5万枚の中から厳選した写真70点を並べた「北海道遺産 ばんえい競馬写真展」(帯広市、帯広市教委など共催、山岸伸写真事務所、オリンパスイメージング協力)が5日午前9時に帯広・道新情報プラザ(市内西4南9)で始まりました。山岸さんがばん馬にひかれたのは、ばんえい記念4連覇の故スーパーペガサス号との出会いでした。

     山岸さんはアイドル写真集を約380冊出版する人気写真家。ばんえい好きの会社社長の誘いで昨年5月、旭川競馬場を訪れました。早朝の調教で馬群の中から浮かんできたのが栗毛の牡馬。厩務(きゅうむ)員が右手で草をやり、馬と対話する姿を撮影しました。「これがきっかけ。あとでばんえい記念4連覇の名馬スーパーペガサス(今年5月死去)と知った。オーラがあった」。

     仕事は超多忙ですが、週末に旭川、岩見沢、北見、帯広の各競馬場に通いました。「朝の調教が好き。午前3時には撮影を始め、最初に現れる大河原和雄騎手にいつも声を掛けられた」と騎手・厩務員と仲良くなりました。

     馬にほれ込んだ結果の5万枚から厳選した作品は7月から東京、神戸の写真展で展示。「山岸の名前でなくて、馬好きの人が見に来た。中には涙を流す人も。日本人、特に女性がこんなに馬好きだったとは」。ばんえいの本拠地・帯広での展示には「どう見てもらえるか怖いです。世話になった騎手・厩務員の皆さん、ばん馬の生産農家、ファンに来てほしい。これが始まりで、これからもっと通って将来は写真集を出したい」。

     今回展示の写真パネルは帯広市に寄贈、競馬の盛り上げに使ってもらいます

     写真展は午前9時-午後8時、9月16日まで。入場無料。

    (※取材した横田光俊記者コメント
    赤いダウンジャケット=西田敏行の北極物語撮影で山岸さんが着たものとか=姿で真冬の帯広競馬場で撮影する山岸さんを、何度も見ました。本来は動物のにおいが嫌いで、初めはマスクを付けて競馬場に行ったそうですが、「失礼だから」と取ったそう。「4つの競馬場の朝・昼・夜を撮影したカメラマンは初めて」(ばんえい主催者)とうならせる熱心さ。表現者の鏡です。感服。ぜひ写真を見に来てください)

    著作権 十勝毎日新聞社