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4月から帯広市の特別嘱託職員になってばんえい競馬のPR活動を続ける十勝産駒のリッキー号(9歳、服部義幸調教師、生産者は足寄町の佐々木七郎さん)が「特別住民登録」されることになりました。同登録は条例などに基づいたものではなく、住民以外のゆかりの人・動物・キャラクターなどを登録、希望者に「特別住民票」を配って自治体のPRに役立てるもので、リッキー号も4月2日正午からの住民登録・辞令交付式後、似顔絵入りの同住民票が希望者に無料配布されます。
動物の特別住民登録は、多摩川に現れたアゴヒゲアザラシの「タマちゃん」が2003年12月に横浜市西区に登録、住民票が人気になるなど、全国各地でPRのために行われています。 十勝での特別住民登録は、大樹町が1998年に開町70周年記念事業で全国の「大樹」さんを募集、2170人の応募者に特別住民票を発送した例があります。管内での動物での交付は今回が初めて。市観光課は「リッキーにはまず『市民』になってもらってから特別嘱託職員にというストーリーです」といい、住民登録の氏名は『ばんえいリッキー』となります。 交付式は4月2日正午から市役所正面玄関前で、転入届けの提出・受け付け、特別住民票の交付に続いて辞令交付式、ひばり保育所の園児がお祝いの言葉を贈ります。特別住民票には、女性調教師の谷あゆみさんが描いたリッキー号の似顔絵が入り、交付式終了後から、帯広観光コンベンション協会(JR帯広駅・エスタ東館2階、電話0155-22-8600)で希望者に無料配布されます。 ![]() 帯広市に特別住民登録もされることになったリッキー号(3月24日の引退レース後、佐藤希世子騎手と)
ばんえい競馬の岡田定一調教師(62歳、網走管内訓子府町出身)の1000勝達成表彰式が、今季最終日の26日午後2時20分から帯広競馬場で行われ、史上9人目・現役6人目の快挙を大勢のファンが祝福しました。この日は表彰式直後の第8レースでツジノコウフク(牡4歳)が勝利、さらに第10レースでは1000勝達成馬のジャンボスピード(同8歳)がいずれも名手・安部憲二騎手の手で連勝を遂げ、通算1003勝に伸ばして道市営競馬主催の同競馬最後の日は名トレーナー岡田調教師の活躍で飾られました。
岡田調教師は調教歴35シーズン目で大台を達成。幼いときから馬に親しみ、20歳でばんえい競馬の世界に。初出走は1973年、同年5月にイコマで初勝利後、98年にロングカザンで500勝。23日の第10レースに安部騎手の騎乗でジャンボスピードが悲願の1000勝を達成、9507戦目で悲願に届きました。その瞬間を「感無量だった。長年、馬と一緒に生活してきて、1000勝達成は夢だった」と振り返る。そして「競馬は馬主さんがいないと成り立たない。馬主さんをはじめ、厩舎(きゅうしゃ)関係者の協力のおかげです」と感謝の言葉。 岡田調教師の調教方針は「馬に無理をかけない。じっくりと仕上げること。これは根気がいります」と語ります。ジャンボスピードでの1000勝を託した安部騎手には「きょうは強気でいってくれ」と指示したといいます。安部騎手は「自分から前に行きたがる馬だが、腰に故障を抱えているので慎重にいくことだけを考えて、1000勝は意識しないで乗った」と集中した騎乗で快挙を達成、その3日後の表彰式の日にも第10レースで圧倒的な速さで独走勝利を飾り、「自分が若いときから岡田先生に世話になってきた。うまく行って、先生に顔向けできる」(同騎手)と立て続けの勝利をプレゼントできたことを喜んでいました。 岡田調教師は「ばんえい競馬が廃止の危機に立たされたときには、何とも言えず情けなかったが、皆さんのご協力で存続が決まってひと安心。これからはもっと厳しいが、4月の能力検定に向けて有力馬を育てている。今後も1勝1勝を大切に努力していきたい。応援をよろしくお願いします」とファンに呼び掛けていました。 ![]() 1000勝達成表彰式で関係者・ファンから多くの花束が贈られた岡田定一調教師 ![]() 1000勝達成馬のジャンボスピードが名手・安部憲二騎手の騎乗で26日の第10レースで連勝を遂げ、岡田調教師の晴れ舞台に花を添えました
ばんえい競馬を主催する道市営競馬組合(管理者・西川将人旭川市長)は26日、本年度(開催日数は162日間)の開催実績を発表しました。総発売額は145億2413万9100円(1日平均約8966万円)で前年比5・8%減、予算比10・3%減となり、前年度(11年ぶりに前年を上回る6・7%増)の増加傾向が一転して減少に転じました。本場入場者数は同競馬の存廃問題などから全国的な関心を呼び、前年比6・8%増の17万7295人となりました。
このうち帯広開催(66日間)の販売額は前年比2・3%減、予算比4・7%減の64億3377万800円(1日平均約9748万円)で本場入場者数は前年比9・9%増の8万3235人(1日平均1261人)。旭川開催(同平均約8668万円)、岩見沢開催(同8412万円)、北見開催(同約8217万円)の実績を帯広は1日平均で13〜19%も上回り、帯広での健闘が際立ちました。新生ばんえい競馬は4月27日から帯広市単独開催で始まります。
4月27日から始まる新生ばんえい競馬のロゴマークが帯広競馬場で発表されました。
北海道の地図の上に毛筆で力強く「ばんえい。十勝」、句読点の場所が十勝です。(ちなみに「。」なしの「ばんえい十勝」でもよいそうです) キャッチコピーは「馬の一発逆転ライブショー」。ヒロ中田「じゃらん北海道発」編集長の案が採用されました。 3月26日午後4時からのお披露目には藤井宏明オッズパーク・ばんえい・マネジメント社長、ヒロ中田さん、砂川敏文帯広市長が出席、ロゴが描かれた看板を除幕、ファンの拍手に包まれました。 ![]() ロゴマークを発表する(右から)藤井社長、砂川市長、ヒロ中田さん
北海道市営競馬組合が主催するばんえい競馬は、26日午後5時からの最終レースで18年間の歴史を終えました。最終レース前に帯広競馬場スタンド前で組合管理者の西川将人旭川市長が「ばんえいの伝統は帯広市に引き継がれる。市と関係者らによって大いに発展を」とあいさつ。
これを見守ったファンから「しっかり謝れ」「支援するのか」と怒号が飛び、西川市長らは足早に去っていきました。 ![]() 組合営競馬最後のあいさつをする西川将人旭川市長(中央) |
