2008年7月24日(木)
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かちまいWEB版

「摂食障害の子供を持つ親が集まって話をできる場を」と話す杉本さん




摂食障害に悩む子の家族支援します
「KIBOU 親の会」始動

お茶会や勉強、相談会も

 拒食症と過食症を総称する摂食障害に悩む子供の親を支援しようと、「KIBOU 親の会」(代表・杉本信子さん)がこのほど活動を開始した。同障害は周囲に病気と認められにくく、長期間にわたり家族で抱え込みがち。杉本さん(56)は「のめり込む前に病気に気づけば回復も早いと聞く。親が1人で悩まず、集まって話をできる場をつくりたい」と話している。

 杉本さんの長女吉田由紀さん(32)=苫小牧市在住=は、ダイエットをきっかけに中学3年生ごろから食べては吐く行為が始まった。みるみるうちにやせ細り、精神的にも不安定になった。1人暮らししながら通っていた高校も休みがちになり、浦幌の実家へ戻った。

 その後も病院への入退院を繰り返し、ピーク時には156センチの身長で体重が約35キロに。「食べ吐きを止めたい」との思いから、アルコール依存や睡眠障害も合併。症状は30歳ごろまで続き、本人はもちろん家族も苦しんだ。

 杉本さんは「ひどい時は昼も夜もない生活。気持ちも不安定で、どうかかわればいいのか分からなかった」と振り返る。周囲からは単なる本人のわがままや、親のしつけの問題と見られることも多かったという。

 この間、同障害の自助組織「KIBOU 希望」(現在は休会)などの代表も務め、徐々に回復した由紀さんから、「親の会もあると子供は安心できる」と言われたことを機に、昨年4月に「KIBOU 親の会」を組織。杉本さんを含めて2人で活動を始めた。

 活動は毎月第2土曜日午後1時から同3時の月1回程度で、お茶会のほか勉強会や専門家を招いた相談会なども検討。場所は道立緑ケ丘病院附属音更リハビリテーションセンター。

 杉本さんは「この障害はすぐ治るわけではなく、症状は一生続くかもしれない。それでも、本人が前向きに明るく生きようと思えたら『回復』と考えることが大切」とし、「子供が早く社会復帰できるよう、同じ悩みを持つ親同士話し合うことができれば」と話している。

 同会の問い合わせは杉本さん(015-576-3754)へ。
(山下聡実) 

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