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2007年2月9日(金) |
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朗読家の都甲さん…がんと闘いけいこ |
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17日から公演、全6回 六花亭製菓 社名変更30周年で 六花亭製菓(本社帯広、小田豊社長)の社名変更30周年記念事業の一環として、帯広市内の朗読家・都甲雅子さん(66)が、同社発刊の児童詩誌「サイロ」(月刊)の朗読に取り組んでいる。公演は17日から始まり、12月まで全6回の日程。子供たちが飾らない言葉で表現した詩を音楽の調べに合わせて届ける。都甲さんは、2005年12月に大腸がんを宣告され治療中の身だが、「1年間、サイロの詩に触れながら生きていくことは楽しい」と公演を楽しみにしている。(酒井花) 「サイロ」は1959年、同社創業者で昨年90歳で亡くなった小田豊四郎さんが、まだ生活物資が豊かでなかった時代に、「子供たちに詩を通じて児童文化の光を届けたい」と創刊した。小学校教諭でつくる「サイロの会」が編集に当たり、毎月児童の詩を掲載、今月で564号を数える。 学生時代に演劇活動を経験した都甲さんは、30年ほど前、故・小野寺俊一元帯広市図書館長に見いだされ、久保栄の戯曲「火山灰地」の朗読に取り組んだ。その後、各地の民話や宮沢賢治の文学作品を題材に全国で公演活動を開始。素朴な子供の心を表した「サイロ」の詩も幾度となく舞台で取り上げてきた。昨年、同社から朗読の依頼があったとき、「縁を感じた」という。 がんであることが分かっても、あえて手術はしなかった。「おなかを切ったら、こんなに声は出なかった」と言い、今でも悔いていない。2週間置きに病院に通うが、治療直後の数日は絶対安静。体の無理が利くわずかな時間を利用して、膨大なサイロの詩集から詩を選び取り、練習を繰り返す。 全6回の公演は、都甲さんと、仲間の納村克子さん(52)=帯広=、小林美恵子さん(55)=芽室=と共に分担しながら詩を読み、長年、都甲さんと共演してきた幕別在住のギタリスト田中光俊さんが詩に合わせて演奏する。会場は「六花亭サロンKyu」(大通南5)、限定48席で開く。 「おきたら ゆきがぼうぼうふっていた 学校へいくときゆきがふかくて あるけるべかと思った」(「ゆき」小学2年生)。都甲さんはサイロの詩を「生活の中から生まれた宝石」とし、「観客と私たちが一体になれるような、間をうまく生かしたステージにしたい。時代時代の子供たちの息遣いを、若い世代の親子にも伝えていきたい」と話している。 「親子に贈る『サイロの詩』朗読の会」と題した公演の初回は、17日午後2時から。その後の日程は4月28日、6月23日、8月18日、10月27日、12月8日。入場料500円。チケットは本店、西三条店、西帯広店で取り扱っている。問い合わせは六花亭文化広報部(0155・37・6666)へ。 |
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