2003年11月30日(日)
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かちまいWEB版


チームワークを発揮して優勝、世界選手権の出場切符を獲得して笑顔を見せる
日本女子(左から本橋、岡崎、青田、湊谷、石崎)

日本女子、連覇達成
カーリングパシフィック選手権
男子は3位決定戦で敗退

 【青森】カーリングの第13回パシフィック選手権大会最終日は29日、青森市スポーツ会館で男女決勝などを行った。スキップ青田しのぶ、サード岡崎ゆかり、リード石崎琴美=いずれも帯広・東光舗道勤務=らで構成する日本女子は7−3で韓国を破り2連覇を飾るとともに、来年4月にスウェーデンで行われる世界選手権の出場権を獲得した。男子はニュージーランドが6−5でオーストラリアを下して優勝した。3位決定戦の日本男子は韓国に4−11(8エンドギブアップ)で敗れた。(古田千晶)

勝負どころでスーパーショット
青田、岡崎、石崎(東光舗道)
世界への熱い思いで一丸

 最終第10エンド、スキップ青田しのぶが最後の1投で、韓国のストーンをはじき出し優勝を決めた。緊張から解かれた4人が、肩を組んだまま1分近く輪になって、喜びをかみ締めた。この試合で勝たなくては世界選手権に行けない−。「きのうまでとは違う緊張感だった」(リード石崎琴美)。プレッシャーが指先に伝わりショットにミスが出て苦戦した。一方の韓国も同様で互いにゲームの流れをつかめず、クロスゲームが続いた。

 勝負の分かれ目は第7エンド。韓国のストーンがハウス中央、前方にもストーンをためられ大量失点も招きかねない状況だった。悩んだ末に青田は攻めに出た。味方のストーンに当てハウス内の韓国のストーンをはじき出し、当てた石を残すスーパーショットを決めて1点を獲得。韓国を落胆させた。

 それから波に乗った。前日はコミュニケーション不足に反省点を残したが、この日は細かく指示し合い、時には大きく叫んだ。「相手を威圧させ、自分たちの緊張も取り払った」(サード岡崎ゆかり)。第10エンドでは岡崎がダブルテークアウトで見せ場を作った。

 「ミスをとらえるチームワークが試合するほど良くなった」と青田。そして世界選手権の切符を奪い、その先に通じるトリノ五輪を目指す強い意志が勝利を引き寄せた。

 日本代表コーチのフジ・ミキさんは「第7エンドで勝ったと思ったよ」とたたえた。「9月末からのカナダ合宿でも毎日、一生懸命に勉強し頑張ってきた。コーチをしていて成長が楽しいよ。作戦面で、もう少しレベルを上げて世界に臨みたい」と同コーチ。

 青田は「第1目標はクリアしたけれど、これからが長いよ」と仲間にげきを飛ばす。国内シーズンはこれから、世界選手権は来年4月。「大好きなカーリングをシーズンオフまでたっぷり続けられる。今よりもレベルの高いプレーにトライしていきたい」(青田)。チームの意欲は世界に向けて強まるばかりだ。

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